建築基準法
 

(建築協定の認可の申請)
第70条 

1項

前条の規定による建築協定を締結しようとする土地の所有者等は,協定の目的となつている土地の区域(以下「建築協定区域」という。),建築物に関する基準,協定の有効期間及び協定違反があつた場合の措置を定めた建築協定書を作成し,その代表者によつて,これを特定行政庁に提出し,その認可を受けなければならない。

2項 
前項の建築協定書においては,同項に規定するもののほか,前条の条例で定める区域内の土地のうち,建築協定区域に隣接した土地であつて,建築協定区域の一部とすることにより建築物の利用の増進及び土地の環境の改善に資するものとして建築協定区域の土地となることを当該建築協定区域内の土地の所有者等が希望するもの(以下「建築協定区域隣接地」という。)を定めることができる。

3項 
第1項の建築協定書については,土地の所有者等の全員の合意がなければならない。ただし,当該建築協定区域内の土地(土地区画整理法第98条第1項の規定により仮換地として指定された土地にあつては,当該土地に対応する従前の土地)に借地権の目的となつている土地がある場合においては,当該借地権の目的となつている土地の所有者以外の土地の所有者等の全員の合意があれば足りる。

4項 
第1項の規定によつて建築協定書を提出する場合において,当該建築協定区域が建築主事を置く市町村の区域外にあるときは,その所在地の市町村の長を経由しなければならない。

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